矯正治療 |
退院して3日後、産婦人科の先生から書いてもらった紹介状をもって岩手医大付属病院へ。 岩手では、手術も治療もこの病院だけです。 ですから、2時間以上かけて通わなければならない方もたくさんいるのです。 同じ市内に住んでいる私たちはとても恵まれていると言えるのでしょうね。 形成外科で病気の事と大まかな治療過程を教えていただき、その日のうちに手術の予約を入れました。 もちろん、その時期(3ヶ月になった頃)までに体重が5.5sを超えなければ手術は先に延ばされてしまいます。 そして、成長と矯正の経過を見るために1ヵ月半後に受診するように言われました。 その後、形成からの紹介状をもって、同大学歯学部付属病院の、矯正歯科へ。 そこが何をする所なのかも解らないまま行くことになりました。 矯正歯科の先生は、これからの治療(矯正含めて)について、事細かに説明してくださいました。 そして、形成で手術をする為の準備として、矯正治療をするのがここでの役割だと言うことを知ることが出来ました。 まず、口の中にはめるプレートを作る。 口蓋の裂を塞ぐとともに、口唇にテープを貼って引っ張り、これ以上横に流れていくのを防ぐと言うことでした。 とーまのプレート第1号です。 歯茎の部分にかぶせて口蓋全体を覆うものです。 このプレートをはめることで、哺乳瓶の乳首を P型じゃないものに替えるように言われました。 ビーンスタークを使うのがベストだと言うことでした。 ビーンスタークは噛まないとミルクが出てきませんから、 顎の筋肉を鍛えるのにとても有効なのだそうです。 逆にビジョンのP型は、ミルクが出やすく出来ているので、 口蓋がふさがれ状態では、出すぎてむせてしまう、 気管に入ってしまう等の危険性が出てくるとの事。 「ただし、慣れるまでは嫌がるだろう、それに、出が悪いので飲むのに時間がかかります。大変ですよ!!」 と、担当医から言われてしまいました。 初めて入れられたプレートに、さほど違和感を示す様子もなく、 肌色テープをしっかりと貼られた後もぐずることが無かったのでちょっと安心しましたが・・・。 プレートとテープ!この2つで、顔が変わったのには驚きました。 何だか輪郭がはっきりしたとでも言えばよいのか・・・? テープに肌が負けないことだけ願いました。 早速ビーンスタークの乳首を購入して帰りました。 家に帰ってドキドキのミルクタイム・・・。 どれだけ泣かれるのだろうと覚悟を決めていたのですが・・・??? うちのとーまくん、鈍いのか???(笑)いままでと何ら変わりなくすんなりと飲み始めてくれました。 そして、出にくいのは感じているのでしょうが、一生懸命口を動かして、ゴクゴクと最後まで頑張ってくれました。 やはり、時間はかなりかかりました。 さぞかし疲れたことでしょう!初めての外出で2つの診察を受け、 その上、飲みにくい乳首に変えられての授乳だったのですから。 でも、とーまはやっぱり頑張りやさんでした。 身構えた私は、嬉しい肩透かしでした。 さて・・・散々苦労して探し回り、ネットで注文して一安心だったP型乳首ですが・・・ 届く前に不用になってしまいました。 でももしかしたら使うこともあるかもしれないと、いまだに封が切られないまま、しまいこんであります(^^; |
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